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【コラム】担当者が教える「理想の住まいづくり」6つのポイント!【前編】
こんにちは、中央ハウスです。
住まい造りは多くの人にとって一生に一度の大きなイベント。家族のその後の人生をより豊かにする可能性がつまった大事な大事なイベントです。
しかし、ほとんどの方が初めての作業となるのではないでしょうか。しっかりとした下準備と知識がなくては「自分たちの理想の住まい」を造り上げることは難しいでしょう。
家が完成してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しても、簡単に修正することはできません。
今までたくさんのお施主様の家づくりをサポートしてきましたが、事前にどんな点に気を付けていけばいいのかを知っておくことが大切だと感じています。
そこで、知っておくだけで大きく結果が変わる「理想の住まいづくり」6つのポイントをまとめてみました!前編は1~3を解説します。よろしければ、参考にしてみてください!
1.土地を考える
間取りを考えていく上では、土地の形状、高低差や方角、周辺の環境などが大きく影響します。また、建築基準法による制限によっては思っていたような住まいができない可能性もあるのです。
例えば、建ぺい率・容積率で土地に対して造られるお家のサイズの上限が決まっていたり、近隣のお家への陽当たりや街の景観を損なわないように斜線制限が設けてあります。また、地域区分によっては家の高さも制限されることもあります。
道路と高低差がある場合も要注意。擁壁やブロックを積んだりして別途費用が掛かったり、玄関までのアプローチに階段スペースを設けなくてはいけなくなり、土地の有効面積が減ったりすることが考えられます。
まずは、自分たちが家を建てようとしている土地の条件を把握し、それらを踏まえて間取りを作成していくことが大切です。
2.配置を考える
家族で間取りを考えるのは将来の夢へと広がる楽しい時間ですよね。ついつい間取りの作成ばかりに目が行きがちですが、敷地に対して建物をどのように配置するのかも非常に重要なポイントです。配置一つで暮らしやすさも大きく変わると考えましょう。
例えば、駐車場から玄関が遠い設計になっていたら、重い荷物を持って運ぶのが大変です。雨の日は、さらに憂鬱になりますよね。
また、せっかく陽当りの良い位置にリビングを設けたのにカーポートを設置してリビングに光が入ってこなかった…という話も聞いたことがあります。配置は様々な問題が起きてしまう要因にもなっているようです。
他にも、隣接する敷地に住宅やアパートなどが建っている場合は、その位置関係も確認しておくことが必要です。建物同士が近すぎると陽当り・通風が悪くなるので、ある程度の距離を保つように考えなければなりません。
同じように窓位置もかなり重要なポイントです。窓の位置が良くないと、日々生活するときにお隣さんと目が合ってしまうなんてことも…。できるだけ視線が合わないような窓の位置を決めて、デザインなども検討していく必要があります。
大まかでも大丈夫なので、間取りだけではなくその土地に対する全体的なイメージを考えておきましょう。また、家の配置と外構を同時進行で考えておくことで、より良い住まいづくりができるようになります。
3.間取り・動線を考える
間取りの基本となってくるのは、リビングと水廻りの配置です。
リビングや居室などの家族が長く過ごす部屋は「陽の入りやすい南側」に配置、お風呂やトイレなどの「サニタリースペースは北側」に配置するのが基本です。一般的にはこの基本をベースにしてご家族の要望を入れ込んでいくような流れになります。
ただし、本当に生活のしやすい間取りとは住まう人によって異なります。あくまでも基本的な間取りの作成方法なので、これにこだわる必要はありません。
「家族のコミュニケーションがとりやすいようにリビングを通って各部屋に行きたい」
「洗濯物をすぐ干せるように洗濯機近くにサンルームをつくりたい」
「帰ってすぐ手洗いができるよう玄関近くに手洗い器を置きたい」
など、ご家族それぞれの意見を取り入れたプランを作成していきましょう。
動線を考えていくときのポイントとしては、日々の生活で起こり得るすべての行動をイメージすること。図面が出来上がったら、図面上にご家族それぞれの動線を書き込むと良いでしょう。
理想の住まいを造る重要な作業なので、ご家族全員が納得のいくまで話し合いをして決めていってくださいね。
(つづく)
次回は【コラム】担当者が教える「理想の住まいづくり」6つのポイントの【後編】をお届けします。お楽しみに!