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震度7の震源地で「ヒビひとつなかった家」から学ぶ、地震に強い家づくりの条件

[ お知らせ ] 2026.10.29

こんにちは、中央ハウスです。

2026年7月28日、熊本県八代郡氷川町を震源とする地震が発生し、最大震度7を観測しました。被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

今回は、熊本の住宅会社・ミオハウジングさんが公開した「震源地で震度7を受けた建築中の家」の調査事例をご紹介します。ミオハウジングさんは、中央ハウスと同じ制震装置「ダイナコンティ」を採用して家づくりをされている会社です。同じ仕組みを備えた家が実際の震度7でどうだったのか、これから家づくりをされる方にぜひ知っていただきたい内容です。

 

震源地のすぐ近くで、建築中の家に起きたこと

▲震源地・氷川町の建築現場(画像提供:ミオハウジング)

紹介されていたのは、ミオハウジングさんが氷川町で建築中だった平屋です。この家は、同社の専属大工さんが、ご自身とご家族のために建てていた住まいでした。20年以上の経験を持つベテランの大工さんが、技術のすべてを注いで建てている家です。

 

▲震源地・氷川町の建築現場の外観(画像提供:ミオハウジング)

地震が起きた瞬間、大工さんと現場監督は家の中で作業中でした。脚立から落ちてしまうほどの揺れだったそうです。

揺れが収まって外に出てみると、同じ敷地にあった小屋は、10年前の熊本地震では無事だったにもかかわらず、今回は戸が倒れ、大きく傾いていました。

 

▲同じ敷地にあった小屋は大きく傾いていました(画像提供:ミオハウジング)

 

壁紙を貼る前だから分かった「ヒビゼロ」

この家はまだ壁紙を貼る前で、石膏ボードがむき出しの状態でした。普段は壁紙の下に隠れて見えない部分です。

地震で家が歪むと、まずこの石膏ボードの継ぎ目や、窓・扉の角にヒビが入ります。石膏ボードはカッターで軽く切れ目を入れるだけで割れてしまうほど、実はデリケートな素材です。

実際、周辺の被災住宅を調査したところ、窓や扉の枠の角に斜めのヒビが入っている家が多く見られたそうです。

ところがこの家では、継ぎ目にも角にもヒビが一つもありませんでした。

 

▲震度7を受けたあとも、窓枠の角にヒビはありません(画像提供:ミオハウジング)

さらに第三者による住宅診断(ホームインスペクション)でも、長さ約18mの建物の端から端で、傾きはわずか約3mm。一般的な許容値は1mあたり6mmとされており、ほぼ無傷と言える結果でした。

実際の現場の様子は、ミオハウジングさんが公開している動画でご覧いただけます。石膏ボードの状態や、壁の中の制震装置を開けて確認する様子も映っています。

 

▶ 【熊本 ハウスメーカー】震源地八代・氷川町で震度7に耐えた「大工さん自身の家」|同じ敷地の倉庫が全壊する中、ヒビ一つなかった理由(ミオハウジング公式YouTube)

 

ミオハウジングさんの家が揺れに耐えた2つの理由

1. 耐震等級3

耐震等級は地震に対する建物の強さを表すランクで、等級3は最高ランクです。消防署や警察署など、災害時の拠点となる建物と同等の基準にあたります。ミオハウジングさんでは、この耐震等級3を標準としています。

2. 制震装置「ダイナコンティ」
耐震が「揺れに耐える」仕組みなら、制震は「揺れそのものを吸収して小さくする」仕組みです。この家にはオイルダンパー式の制震装置が6か所に設置されていました。

地震後に壁を開けて確認したところ、オイル漏れや損傷もなく、正常に機能していたそうです。揺れが小さくなることで建物の変形が抑えられ、石膏ボードにもヒビが入りにくくなります。

 

▲地震後に確認したダイナコンティ。オイル漏れや損傷はありませんでした(画像提供:ミオハウジング)

 

設計と施工、どちらが欠けてもいけない

この事例で私たちが特に大切だと感じたのは、「設計」と「施工」の両方がそろって初めて、家の強さが発揮されるという点です。

どれだけ強い設計でも、施工が雑ならその強さは出ません。反対に、職人がどれだけ腕を尽くしても、設計そのものが弱ければ家は耐えられません。

この家では、窓まわりの石膏ボードの貼り方まで、大工さんと現場監督が事前に話し合い、割れにくい方法を選んでいたそうです。図面には表れない一つひとつの丁寧な仕事が、震度7の揺れの中で家を守ったのです。

 

中央ハウスも「ダイナコンティ」を全棟標準に

中央ハウスでは制震システム「ダイナコンティ」を全棟に標準装備しています。

今回の家に使われていた制震装置は、「ダイナコンティ」というオイルダンパー式の制震システムです。中央ハウスでも、このダイナコンティを全棟に標準で備え付けています。

ダイナコンティは、木造住宅の専門家と油圧制御技術のプロが共同開発した制震装置です。オイルの粘りを利用して揺れにブレーキをかけ、建物に伝わる地震のエネルギーを約20〜40%軽減します。

 

100万回の連続加振による耐久試験でも効果が変わらないことが確認されており、繰り返す余震にも強いのが特長です。

 

▲繰り返しの揺れにも性能が衰えにくい高耐久設計

 

そして、今回の事例で改めて感じたのは「施工の丁寧さ」の大切さでした。中央ハウスでは、家を支える土台であるベタ基礎を、協力会社任せにせず自社の職人が責任を持って施工しています。

設計どおりの強さを現場で確実に形にすること。それが、いざというときにご家族を守る力になると考えています。

同じダイナコンティを備えた家が、震源地の震度7で「ヒビひとつない」状態を保った。この事実は、私たちにとっても大きな励みになりました。

 

最後に

地震は起きてほしくない。けれど、もし起きてしまったとき、家が家族の命を守れるかどうかは、建てる前の選択で決まります。

デザインや価格はもちろん大切です。そのうえで「この家は、地震のときに家族を守れるか」という視点を、ぜひ家づくりに加えてみてください。

制震装置や地震に強い家づくりについて気になることがあれば、中央ハウスへお気軽にご相談ください。

 

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